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日新丸 船艉 

おやじメモより

 船艉 二日も三日もストップして ドンドン油を採る日新丸 

    後部の四角い穴はくじらを上げる為のスリップウェイ

Anchor 1

 スリップウェイの位置を見ると、船が鯨油や鯨肉で重くなっているのが分かりますね。日新丸が少し沈んでいます。

 さらに沈むと右の写真のようにスリップウエイの中に海水が入り込むぐらい船体が下がるようですね。
 はて、キャッチャーボートから母船にクジラをわたすには(渡鯨)、ロープをどう使うのでしょう。

百聞は一見に如かず

鯨と人と海と~最後の捕鯨船団の記録~5の

4:20秒から見てみると、母船からロープの

先に赤い浮きをつけて海へ放り投げていますね。回収場面はありませんが、捕鯨船がこの浮きをなんらかの方法で回収するのでしょう。

次に母船から太いワイヤーが投げ込まれます。捕鯨船側でロープを引くとワイヤーが付いていくのでしょう。それを鯨の尾に結んで捕鯨船から鯨を外しているのですが、きっと結び方があるのでしょうね、鯨は素早く捕鯨船から外されています。

しかし、この高波での作業は大変ですね。

鯨と人と海と~最後の捕鯨船団の記録~5

 さて、ここからスリップウェイを通すにはどうするのでしょう。

 船尾の写真をよく見ると、スリップウエイの内側から何本かのワイヤーが船尾の上部に向かって張られています。どうやったか分かりませんが、このワイヤーの一方をウインチに巻いて、もう一方を鯨をつないでいるワイヤーと結べば、鯨の尾をスリップウェイに入れられますよね。ここまで出来れば、あとはクローで引き上げることができます。

 なかなか大変な作業です。

 写真の様子は鯨の大漁(魚じゃないけどね)に対応していて、なかなか仕事が終わらないということでしょう。

 これは、嬉しい悲鳴ですね。

大洋漁業ヘリコプター

* おまけ 

 2015年3月27日に放送された「タモリ倶楽部『船長なら必ず征服したいはず!?波打つ!第1回接岸大賞』で優勝した田中氏の作品です。

 かめりあ丸 気合の接岸 【ノーカットver.】

 

 すごい動画ですね。

 揺れるかめりあ丸の船首と船尾から錘をつけた細いロープが投げ込まれています。

 捕鯨船では赤い浮きでしたが、太いロープやワイヤーを渡す時の基本動作なのでしょう。

第八関丸の大量

内地へのプレゼント

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