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氷山の大きさ

おやじメモより

 高さ15條もあらう この氷山は近ぢけない 何故なら波の鳥に砕かれ 物凄い力で分別し 高波と共に雪煙も又驚くなかれ飛び散る

 これは困りました。15條の條が分りません。中国語で紐のような長いものという意味があるそうですが、1條が何メートルなのか分りませんので計算出来ません。
 そうとう高そうな氷山ではあります。
 もし「丈」だったら、尺貫法で1丈=3.03mですから、×15=45.45 高さ45.45mとなります。
 そのくらいありそうな気もするが、、、どうでしょう。
 あったとしても下記の表によれば、大型と中型の間なんですね。なんとキレが悪い。どっちなんだ^^

 International Ice Patrol の分類は下記の通りです

 

SIZE      HEIGHT (above water)  LENGTH (or width)

GROWLER   Less than 1 m      Less than 5 m

BERGY BIT   1-4 m          5-14 m

SMALL     5-15 m         15-60 m

MEDIUM      16-45 m         61-120 m

LARGE      46-75 m          121-200 m

VERY LARGE   Greater than 75 m     Greater than 200 m

 は仮訳です。

 久しぶりにアクセスしたらメートル法になっていました。いいことです。(2015)

 でも、表を作り直すのが面倒なので、以前のまま下記に使います。ちょっと見ずらいですね。

 

 因みに、1912年4月14日の深夜にタイタニック号が衝突した氷山は高さ20m弱と言われています。海面下には約10倍の氷の塊が沈んでおり、同船はそれに衝突したと伝えられています。そして分類表によると中型の氷山ということですね。
 タイタニック号は、氷山を400m~450m手前で発見したのですが、その地点で時速22.5ノット(1ノット=1852m(一海里)/hですので、22.5ノットは時速41.67km/h)で航行中でした。このスピードでタイタニックを停止させるには1200mの距離が必要だという事ですから、氷山を発見した時にはもう遅かったことになります。

 プロの仕事にしては雑すぎますよね。

氷山の大きさ

 1986年の海底調査によれば、沈んだはずのタイタニック号は姉妹船のオリンピック号と入れ替わっていたといわれています。9.11とおなじ臭いがしますね。

 ◎ 迂回 大氷山 で紹介したパイン島氷河の亀裂が「幅80メートル深さ60メートルほどの亀裂が約30キロにわたって生じた。」とあります。その後はどうなったかというと、、

 

2013年11月15日 AFP
 マンハッタン島サイズの氷山、南極海の航路付近に到達の恐れ
 今年7月に南極のパインアイランド氷河(Pine Island Glacier)から分離した米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)島ほどの大きさの巨大氷山が南極海(Southern Ocean)の国際航路帯に達する恐れがあることが、英サウサンプトン大学(University of Southampton)などの研究チームが14日に発表した研究で明らかになった。

 この巨大氷山の監視を続けていたサウサンプトン大のロバート・マーシュ(Robert Marsh)博士は、「このサイズの氷山は、1年以上解けずに残ることもある。北に漂流を続ければ、南極海の国際航路付近まで到達する可能性もある」と説明。「南極半島(Antarctic Peninsula)を行き来する船舶は多く、あまりないことだが、船舶がこの巨大氷山と遭遇する可能性もある」と述べている。

 チームによると、面積87平方キロメートルのマンハッタン島に匹敵する大きさの氷山は、平均で2年に1つできているが、今後、地球温暖化の影響で増える可能性が高い。今回の調査はこういった巨大氷山の監視に役立つものだ。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3003334

 

 NASAによると、サイズは12マイル(1国際マイル=1609.344m ×12=19.312km)×21マイル(33.796km )=650km² だったようです。表の超大型(VERY LARGE)の200m以上を遥かに超える巨大氷山だったことがわかりますね。

           捕鯨船団の乗組員は、仕事とはいえ、いろんな形の氷山を見ながら戦っていたのでしょう。

           前ページの写真に写っている大きな氷山は、これですね。

 

 

 

おまけ

←今のところ状況証拠の積み重ねですよね。

ただ、1986年のフランス国立研究所の調査が気に

なります。海底で撮影された不自然なMとPが本

当なら決定的な証拠になるはずですが、不思議な

ことにその後の調査発表がないのです。今の所で

すが、、、

 タイタニック号の発見は前年の1985年9月1日、海洋地質学者ロバート・バラード率いるウッズホール海洋研究所およびフランス海洋探査協会の調査団が海底3,650mに沈没した同船を発見し、この人たちが翌年に多くの映像を残しています。

 その後は1996年に、およそ20tほどの船体外側の鉄板を海底から引き揚げ、ニューヨークで一般公開されました。

 2004年には、米国海洋大気庁(NOAA)の調査船「Ronald H. Brown」から遠隔操作探査機「Hercules」と「Argus」が Titanic の船尾へ向かいました。

 2010年8月から9月には、RMSタイタニック社などが最新鋭の無人探査機3台を投入した調査で、初めて沈没現場の全体像をとらえた。さらに、映画『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督のチームは、独自の探査で船内を詳しく撮影することができた。

 

 これほど調査しているのに、船首のエンブレムの話はないのです。MとPの位置関係をしっかり見たいだけなんですけどね〜。

 ついでに窓を調べて設計図と照らし合わせれば、どちらの船かハッキリしますよね。

南氷洋の夕日 スコット島に似た氷山

 他の動画を見ると研究者や観光客にとっては、映画で見たタイタニック号しか頭にないように思われます。残念ですね(2015)。

目標達成

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