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日新丸 暴風圏を行く

おやじメモより

 暴風圏 こうなると解剖部は作業を打ち切ってレコードをかけて楽しくやっているが、製油課の自分達は完全な整備まで念を入れて手入れ中 鯨体が何時来てもいいように完備する

 
そういえばおやじが言ってましたね。日新丸くらい大きな船は、波に合わせて船体が歪むのだと。
 波というよりうねりといった方が正解かもしれまっせんね。
 暴風圏とは快晴でも強風が吹いている場所で、大陸が少ない南半球の南緯40°から60°あたりのことです。
 「咆える40°、狂う50°、叫ぶ60°」「唸る40°、吠える50°、叫ぶ60°」などといわれてます。
 日本から南氷洋へ行くには、どうしても通過しなければならない海域です。
 しかし、こんなに船が揺れていて、、、レコードを聞いて楽しめたのだろうか。

波と戦うキャッチャーボート

日新丸 捕鯨準備2

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