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初漁(日新丸行進曲)

日新丸船団の初漁

おやじメモより

 祝漁 (初漁) 乾杯 一合づつのグラスに万歳三唱 日新丸行進曲後解体す

 こう言う事はどこの国の捕鯨船団もやっていただろうか?
 いわゆるお神酒を捧げ、乾杯する場面だと思うのだが、とても日本的でいいですね。鯨に感謝できる文化があるから出来る事ですね。

 

 写真をよく見ると、人の列の後ろに解体で時に使う(薙刀のような)道具が何本も立てかけられていますね。

 日新丸行進曲ですって、そんな曲が有ったのか?
 で、調べてみたところレコードも出ていたようです。
 残念ながらyoutubeでは発見できませんでしたが、見つけ次第アップしたいと思います。是非聞いてみたいですね。

日新丸行進曲

昭和11年(1936年)
曲名 日新丸捕鯨船隊行進曲 
作詞 押村 悟 
作曲 堀口 敬三

編曲 飯田 三郎 
歌  永田紘次郎・井口小夜子
 

いざいざ行かん颯爽(さっそう)と 躍進日本の名において
祖国の意気を示しつつ マストに高き日の丸の
朝日に映ゆる旗風に 波濤万里の海越えて
堂々進む精鋭は 日新丸の捕鯨隊

いざいざ征かん溌剌(はつらつ)と 海国日本の名において
祖国の誇り示しつつ 吼(ほ)ゆる巨鯨の群れ追いて
南方十字星冴ゆる 怒濤逆巻く極洋を
堂々進む精鋭は 日新丸の捕鯨隊

いざいざ征かん行かん凛々(りんりん)と 水産日本の名において
祖国の誉れ示しつつ 奮迅(ふんじん)止まぬ熱戦に
オーロラ燃ゆる空の下 挙げよ制覇の鬨(とき)の声
堂々進む精鋭は 日新丸の捕鯨隊

 どんなメロディーなのでしょう。
 昭和11年と言えば、大洋漁業が国産初の捕鯨母船「日新丸」を建造した年です。きっとそれに合わせて作詞作曲されたのでしょう。
 残念な事にその初代日新丸は、昭和19年(1944年)5月6日、アメリカ潜水艦クレヴァルの雷撃を受けて沈没してしまうのですが、おそらくこの曲は、戦後もずっと歌われていたのでしょう。

あれ? タイトルが違う。

 これはどういう事なのだろう?

 2015年12月12日、丸山シチュウジの御子息が、父の本に挟まっていたと送ってくれた歌詞カードです。

 歌詞は同じなのに、曲名が違う。

 調べ直してみると、ネット上には

「日新丸捕鯨船団の歌」

「日新丸船団の歌」

「日新丸捕鯨船隊行進曲」

「日新丸行進曲」など、いろいろ出てきました。はて?本物はどれだ^^

2016年4月

 そしてついに、マルハOBの山田 隆弘氏より多大なご尽力を頂き、マルハ横浜飼料工場同窓会のメンバーの中からレコードを持っている方が現れました。同窓会でも大合唱だったようです。心より感謝申し上げます。

 次にそのレコードを丸山シチュウジのご子息(丸山正志)さんが録音し、音源を送って頂きました。心より感謝申し上げます。

 と言う訳で、おやじの写真を使ってスライドショーを作ってみました。

 ご尽力頂いた全ての人に感謝申し上げます。

日新丸捕鯨船隊行進曲

注)キングレコードさんの歌詞カードには、作曲:堀口敬三と記されていますが、もしかすると堀内敬三さんかもしれません。

目標達成

日新丸 田浦港にて

泉井守一(いずい・もりいち)

第十二関丸

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