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日新丸から天洋丸へ

おやじメモより
 第3大??の赤肉運搬作業 第三天洋丸へ

 

「?」は文字不明。この第三天洋丸と書いていますが、第二天洋丸の間違いでした。

 写真をよく見ると鯨肉を直接小舟に移しているように見えますね。

 それと一つの疑問が涌きました。
 日新丸から第二天洋丸へ鯨肉を運んでいたであろうこの小舟はどこから来たのでしょう?
 日本から暴風圏の中を自力で南氷洋まで走って来たとは考えにくいですよね。
 やはり、宇宙戦艦ヤマトからコスモタイガーが飛び出すように、第二天洋丸から必要な時に出ているのでしょうか?

 今と成っては確認のしようがないので、もしご存知の方がこの記事を読みましたら、是非コメントご指導を宜しくお願い致します。

 その後、wikipedia を読んでいたら、「大??」は「大発艇」であることが分りました。

  日本の船団式捕鯨で、捕鯨母船で大まかに解体した鯨肉を、細かな食肉加工をする冷凍工船などへ移送するの

 に用いられた小型艇。捕鯨母船に搭載された。大発動艇(の略称)に由来するという説がある。川崎船とも。な

 お、後述するように捕鯨母船他捕鯨船は徴用されており第一号型輸送艦9号艦のように逆の例もある。

日新丸と第三天洋丸ローグサイド

また、工船兼冷凍船第三天洋丸概要には

F 救 命 艇 設 備
 端 艇 甲 板 上 兩 絃 に 各 々 一 隻 の 長さ10.35m の 木製發 動 艇 と,長 さ 7・Om の 第一級 甲型救命艇 を備 え, 前者は 漁場 に 於 て , 絶えず使用せ られ る の で , 容易 に 収納し得 る 型の davit を設 け た。

とあり、もしかすると前者が大発艇と呼ばれるものかもしれません。

だとすれば母船にも積んでいた可能性があります。

 

上の写真と見比べてみると同じ船のようですね。

また、ボートを容易に収納するために設けられたdavit とは何か。

← 写真は第二天洋丸

davit =【航海, 海語】 (ボートなどを上げ下ろしするための,通例 2 本ひと組の)つり柱,ダビット.

ボートダビットの模型

 解りやすいですね。

 写真を見ても davit を確認できます。これで大発動艇を上げ下げしていたのですね。

参考資料:捕鯨船

 これで大発動艇の謎が解けました。

 それにしても大変な仕事です。

おまけ:コスモタイガー

第二天洋丸

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