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Mamiya-6 マミヤシックス Ⅴ型 ( Mamiya Six Ⅴ )

 

 話がちょいと前後しますが、おやじのアルバムの写真は、ほとんどがこのカメラで撮られたものです。
 いろいろ調べてみると、1953年11月 (昭和28年)発売なんですね。

 日新丸の出港が横須賀港より同年11月18日(第8次南氷洋捕鯨船団)ですから、カメラを手に入れてすぐ出港したということになります。よってアルバム中の昭和28年以前の写真は、誰かから撮って頂いたものなのでしょう。

 ちなみに、ヘリコプターのベル 47G「くぢら号」が、この第8次南氷洋捕鯨船団から使用されました。

修理された皮ケースに入っています。
 上部にあるボタンを押すとジャバラが開いてレンズが飛び出します。
 そういえば私、昔々Olympus OM-1 を使用してました。Zuiko(瑞光)レンズです。
 あらためて、おやじのMamiya-6 を見てみたら、Olympus Zuiko F.C. 1:3,5 f=7,5cm 224029 SEIKOSHA-RAPID と刻印されてました。
 付属のフードを付けるとこんな感じです。
 
上から覗いてみました。
        「無限記号と←」が        刻印されている下のつまみでピントを合わせます。バックフォーカシング方式といって、動かすとフイルムがレンズから遠くなったり近づいたり無限記号と←が刻印されている下のつまみでピントを合わせます。バックフォーカシング方式といって、動かすとフイルムがレンズから遠くなったり近づいたりします。
 背面の丸い窓をスライドさせると赤い窓になっていて、中のフィルムを送ると数字が見えます。
 1枚目を合わせると、丸窓を開けなくても自動巻き止めが位置を決めます。
6×4.5cm状態 
 
中枠を画面にはめ込む方式
6×6cm状態 
 
左右のプレート(中枠)を観音開きに開きます。

昭和28年の物価

 

 初任給が大卒事務で 9200 円。たばこ(ゴールデンバット)30 円。 新聞購読月 280 円。ラーメン 35円。ビール 107円。米 10kg 680 円。

 こんな時代にこのカメラの価格は¥29,500円だったようです。

白長須鯨

日新丸

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