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船の窓はなぜ丸い?

おやじメモ

 

 なし

 おやじメモはないものの、遠くに見えるのは第三天洋丸のようです。

 すぐ手前に写っているのはキャッチャーボートの船尾ですね。

 よく見ると「六」と書いてます。「文丸」「利丸」「関丸」のどの捕鯨船でしょうか。

 

 キャッチャーボートが母船とローグサイドする時は、給油、給水、捕鯨銛、鯨肉の配給、赤道祭への参加、そして故郷の家族から届いた手紙や荷物を受け取る時です。

 他には病人が出た時や、何かしらの緊急時ですね。

 母船に給油するのは、中積船の油槽船(タンカー)天洋丸、第二天洋丸、兼洋丸 、一時の錦城丸が運んでいました。

船の窓はなぜ丸い?

 通常、陸上に建築される建物は窓が四角ですよね。窓にかかる力がほぼ上からだけなので、四角でも問題ありません。建物の耐震性を上げるには、筋交いを入れて地震などの揺れから守ります。

 船舶の場合は窓を舷窓と言いい、どの船でも船底に近づくほど窓が丸くなっています。航行中に波などによって起こる船体のねじれや歪みから、様々な角度から加わるに対応しています。

 また、舷窓は下層船室の湿気を外に逃がしたり、日光と新鮮な空気を採り入れるという機能を持って、外界の様子を知るためにも使われます。防水性能が高く、舷窓を閉じると水や風雨が全く入ってこないようにでき、日光も遮るように作られている舷窓もあります。

 

おやじメモ

 太田君 あついね~

 赤道付近なのでしょう。前ページの赤道祭野球大会の後かもしれませんね。

 北半球の日本では、南国というと暑い所をイメージしますが、南半球の人にとっては、南へ行くほど寒い所なんですよね。人間の感覚は、生活圏が変わるといろいろ違うものです。

 

錦城丸にて 昭和32年

赤道祭 野球大会

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