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くじらのベーコン

おやじメモより

 これがベーコンである マスで計る係員 下のウネは塩造りにしてタンクへ積み重ねる

 ウネとは、ウネス(畝須)の事だろうと思います。 wikipedia によれば「 ヒゲクジラの下あごから腹にかけての縞模様の凹凸部分の肉。ベーコン材料のほか茹でても食す。」とあります。
 

 鯨はヒゲクジラ類ハクジラ類に分かれます。

 ヒゲクジラは. シロナガスクジラ. ナガスクジラ. ホッキョククジラ. セミクジラなどで、ハクジラはマッコウクジラ. イッカク. シャチ. シロイルカなどです。
 オキアミを主食にしているシロナガスクジラなどのヒゲクジラがオキアミを海水ごと口に含み、上あごにある「ひげ板」でこして採食しているのに対して、ハクジラの歯はマッコウクジラやシャチのようにほぼ牙になっていて、
獲物を噛み切ったり逃げられないように噛むのに役立っています。

 ベーコンはヒゲクジラのお腹からとれます。

 

 団塊世代なら懐かしい味だと思いますが、今は貴重な珍味となってしまった鯨のベーコンは、豊富なタンパク質の割にカロリーが低いので、ヘルシーなお肉として知られています。
 食べ方は人それぞれですが、お醤油+辛しとか、胡椒(
コショウ)でもイケます。柚子(ゆず)胡椒も美味しいですよ。
 辛子醤油の方はお醤油と辛子そのものにもハマるかもしれません。いろいろお試しあれ!
 その他にはサラダに入れたりチャーハンに入れたり、ヘルシーなお肉として頂けます。しゃぶしゃぶもイケますよ♪

2014年 03月 31日 
 オーストラリアが日本の南極海での調査捕鯨中止を求めた訴訟で、国際司法裁判所は日本の調査捕鯨は研究目的とはいえないとの判断を示し、今後行わないよう命じる判決を言い渡しました。
 な〜んて事がありましたね。

 判決理由の中に「日本は商業捕鯨モラトリアム(一時停止)を順守していない。」とあるのにビックリしました。

 優柔不断なIWCを操っているのは誰だ。

 
裁判官国籍と判断(○は容認 ×は中止)
01.スロバキア ×
02.メキシコ ×
03.日本 ○
04.フランス ○
05.ニュージーランド ×
06.モロッコ ○
07.ロシア × ←今でも捕鯨国です。チュクチ半島の原住民が行っている原住民生存捕鯨。(米国アラスカの向かい)
08.ブラジル ×
09.ソマリア ○
10.英国 ×
11.中国 ×
12.米国 × ←今でも捕鯨国です。米国アラスカ州のイヌピアック(イヌイット)が原住民生存捕鯨をしています。
13.イタリア ×
14.ウガンダ ×
15.インド ×
16.オーストラリア ×

 この中に肉を食べない国がありますか?

 ありません。

 昔は学校給食に出ていた鯨肉。最近は超高級食材になってしまいました。

 当面はIWCの管轄になっていないツチクジラなどの小型鯨類を細々と継続して行くことになるのでしょう。鯨肉の輸入が増えますね。

 今後誰が鯨を管理するのだろう。鯨が食べるであろう魚は?それを食べる人類は?

 鯨の管理ができない国際捕鯨委員会(IWC)に反対し、1993年に商業捕鯨を公式に再開したノルウェーにお任せか。

 北大西洋海産哺乳動物委員会を世界海洋海産哺乳動物委員会にし、捕鯨文化を持つ国々でしっかり管理できればいいですよね。

2008-2012年の捕獲枠はアメリカ及びロシア関係のホッキョククジラ(90t)が5年で280頭、コククジラ(35t)が5年で620頭。これを1年にすると、90t×280/5=5040t、  35t×620/5=4340t、合計9380t

日本が調査捕鯨(北西太平洋調査海域)で捕獲する頭数はミンククジラ(7.9t)220頭(1738t) イワシクジラ(45t)100頭(4500t) マッコウクジラ(57t)10頭(570t) ニタリクジラ(40t)50頭(2000t) 合計8808t

捕鯨裁判

 

 2050年までに世界人口が90億人を

 突破すると予測されています。

  • 2013年 72億人

  • 2011年 70億人

  • 1998年 60億人

  • 1987年 50億人

  • 1974年 40億人

  • 1961年 30億人

  • 1927年 20億人

  • 1802年 10億人

 

 アメリカ式捕鯨が真っ盛りだった

 18世紀19世紀は、世界人口がまだ

 10億人前後だったのですね。

 

参考資料:国立民俗学博物館 北アメリカ地域における先住民生存捕鯨と先住権(2009-2013)

     ノルウェーの捕鯨

     北大西洋海産哺乳動物委員会(NAMMCO)

     日本の芸協会

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