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RELIANCE

おやじメモ

 可愛いお嬢 やっとなついた。お父さんという意識ができたようだ。これまで誰が父かわからないようだ。 

 これは捕鯨家族あるあるですね。

 やっと慣れたと思ったら、はい出港ですからね〜。

 そしていつもの日常に戻ります。

 

 日新丸が横須賀の長浦に帰港するのに合わせて、全国から捕鯨家族がお出迎えに行くのですが、子供達にとっては誰がおやじなのか分かりません。

 そこで決まっておやじ達がこう言います。

 「私がお父さんだよ」と。

 列車は上野駅を出発し、徐々におやじ達が少なってくる。

 そして幼心にこう考えていました。

 「きっと家まで来るのが本物だろう」と。

 

 幼稚園前に近所の友達の家へ遊びに行くと、なんとその家には父親がいました。

 不思議に思った私は、なぜ家にいるのか質問したのですが、大変困った顔をされたのを覚えています。

 その方は地元で仕事をしている人でした。

青函連絡船

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