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マッコウクジラ 4 歯

おやじメモより

 抹香鯨の歯と上くちびる 歯は下のみ48本

 マッコウクジラはハクジラの中で一番大きい鯨です。

 歯の本数に関しては、いろいろ調べてみると左右に20本から26本づつあり、成長に従って本数が変わるようです。写真のマッコウクジラは48本なので、ほぼ成長した若い抹香鯨ではないかと推測されます。
 抹香鯨の歯は特徴として下アゴに生えているだけなので、人間や他の動物のように噛み切るのには力が無く、噛みつぶすことはできません。抹香鯨の胃の内容物を調べるとほぼ原形をとどめていることが多いようです。
 マッコウクジラの歯は主に捕食に使われます。親の抹香鯨は、子供を海面において深海へもぐり、餌を獲っては子供へ運ぶために使われているようです。

 全国イカ加工組合によると、マッコウクジラの年間摂餌量は9千万トン~2億2千8百万トンと推計されています。この95%がイカとすればおよそ8千万トン~2億トンのイカがマッコウクジラの餌になっています。これは世界中の年間漁獲量の30倍~66倍にもなります。
 もっとも、マッコウクジラの餌になるイカは中深層に生息する大型イカが主体らしく、人間にはとても食べられる代物ではなさそうですから、とりあえず共生しているのかもしれません。

 

 こちらの写真は、2009年10月15日に小笠原沖で水中写真家トニー・ウー"Tony Wu"氏により撮影されました。メスのマッコウクジラが子供に餌の取り方を教えている様子のようです。母親がくわえているのがダイオウイカです。

 捕鯨人なら持ってそうなのが鯨のヒゲ(ヒゲクジラ)と歯(ハクジラ)ですよね。それとペンギンの剥製も多いようです。

 
 記憶によればおやじが中国人に掘ってもらったと言ってましたが、本当の所は不明です。
 でもま、龍はカッコいいですよね。
 後に映っている帆船は、帆がヒゲクジラのヒゲで作ってあります。
 

ペンギン

 第三日新丸の丸山シチュウジ作の「ペンギン」。

 これは可愛いですね。歯の上に乗っている小さめのペンギンだけ、顔に黒色が塗られています。力作かもしれませんね。南極大陸に住むコウテイペンギンかアデリーペンギンでしょうか。

 昭和50年は第三日新丸船団のみで南氷洋へ出漁していた時代ですね。

参考資料:全国イカ加工組合

33. アルバムの主

31. 寒さに強いキャッチャーボート

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