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日新丸 赤道祭 相撲大会 その3 優勝!

おやじメモより

 優勝記念 弘前組 五年生

 とうとう優勝したんですね。 津軽衆達は相撲大好きですからねぇ~。
 ケンミンショーでも紹介されてましたが、青森の学校には校庭に土俵が有ります。
 今はちょっと大袈裟ですが、この当時は学校だけでなく、神社や人が集まるところには土俵が有ったと思います。
 ん?よく考えたら神社に土俵があるのは当たり前ですね。一応、相撲は神事ですから^^

五年生ということは、昭和30年(1955年)です。

そのころ日本では

1月1日 - トヨタ自動車が「クラウン」を発売。
1月10日 - 日産自動車が「ダットサン・110」を発売。
2月27日 - 第27回衆議院議員総選挙投票(1958年4月25日解散(話し合い解散))
4月1日 - ラジオ東京テレビ(後のTBSテレビ)開局

4月5日 - 錦城丸が捕鯨オリンピックで1位となり、長浦港へ帰港。
4月16日 - 佐世保の炭鉱で大規模なボタ山崩落事故(犠牲者68人)
5月1日 - 大日本文具が「ぺんてるくれよん」を発売。

5月11日 - 紫雲丸事故(犠牲者168名)
5月14日 - 岩手県内で修学旅行生を乗せたバスが橋から転落し12名が死亡。(北上バス転落事故)
5月20日 - 東京国際空港(羽田空港)の先代のターミナルビルが開館。
5月25日 - 広辞苑初版発行(岩波書店)
7月15日 - 「トニー谷長男誘拐事件」が発生
8月3日 - 少女漫画りぼん創刊
8月6日 - 第1回原水爆禁止世界大会開催
8月7日 - 初のトランジスタラジオ発売(東京通信工業)
8月8日 - 長崎平和祈念像除幕式
8月24日 - 森永ヒ素ミルク中毒事件が発覚
10月1日 - 新潟大火
10月10日 - 鈴木自動車工業が自社初の軽自動車「スズライト」を発売。
11月15日 - 社会党の再統一に刺激され、二大保守政党の自由党と日本民主党が合併し、自由民主党が誕生する(保守合同)。その後38年間続いたいわゆる55年体制の幕開けとなる。
 ★   - マザー・テレサ、「聖なる子供の家」を開設。

昭和30年 楽しい修学旅行を

錦城丸が捕鯨オリンピックで1位となり、長浦港へ帰港する。

 

昭和30年 日本の道

おやじメモより

 一日目は演劇会
 二日目は相撲大会
 三日目は運動会

 およそこの三日間で赤道を通過していたようですね。
 捕鯨と聞くと鯨を獲っているだけかと思いきや、日本から南氷洋に行くまでいろいろやっていたんですね。

赤道とは

 赤道という言葉は古代中国の天文学用語で、太陽(赤)が真上を通る道という意味です。

 となると、私達が世界地図や地球儀で認識している

赤道とは違いますよね。
 一般に私達が認識している赤道は太陽とは関係がなく、

単純に地球を北半球と南半球に分けた境界線ですよね。

 これは西洋の考え方から生まれた赤道ですが今は世界

準になっています。この赤道線上で太陽が真上を通過

し、昼と夜が同じ時間になるのが春分と秋分です。

 右のイメージで見ると地球の自転軸が縦に真っすぐ

立ったように見える瞬間です。

 イメージは夏→秋→冬→春→夏と移り変わります。

 太陽が真上に有るということは、影が伸びないという事に成りますよね。古代中国の赤道の考え方は、真っすぐに立っている煙突の影がない場所はどこかということです。その意味では回帰線がしっくり来ますよね。
 上のイメージの地球に左側(太陽)から地球表面に向けて真横に筆ペンを設置したとします。ペン先は最も太陽に近いところで固定し、この状態で地球を一年分回転させると地球にはどんな線が描かれるでしょうか?という事ですね。
 きっと下の図に描かれている北回帰線と南回帰線の間が墨で真っ黒になります。面積のない本当の線ならばレコードの溝のように北回帰線から半年かけて南回帰線に達し、半年かけて南回帰線から北回帰線へ戻って来ることになります。当然、太陽が日本の真上を通過することはありません。

 さて、話を日新丸に戻しましょう。
 おやじの書き残しに「十日でセレベス島に近づく」とありました。日新丸船団は横須賀を出港してから約10日で赤道付近までやって来ていたんですね。インドネシア共和国の島々を横切って、インド洋に出て、南氷洋を目指していたことになります。
 本人に聞けないのが一番残念ですね。

古いビデオテープを整理していたら、おやじが録画していた捕鯨の番組の中で、南氷洋捕鯨船団のコースが紹介されていました。

おやじメモより

 製油工場代表 B:解剖 対馬さん
        C:高瀬さん
        D:中谷さん(四国)



 としか書いてませんが、後列の左がおやじです。

日新丸 赤道祭 100m競争 騎馬戦 竹馬 ムカデ競争

日新丸 赤道祭 相撲大会 その2 

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